今は無き、夜間電力利用の電気蓄熱式全館暖房システムのメーカー『エナーテック株式会社』の元社員が少々の心残りを感じてブログを立ち上げてみました。

2016年2月10日水曜日

スラブヒーター5時間通電型のメンテナンス①

前回の投稿でも書いたとおり、電力会社さんに現場に来てもらって日中の強制通電をしてもらうと点検ランプの点灯回路を確認する事ができます。

まずは、なぜランプが点灯したのかを確認しなくてはなりません。

作業としては以下の順番で行うと良いと思います。

①施主様宅の『ヒーター敷設図(下のような図面)』を確認しつつ、各回路のコンクリートの温度を確認し、異常に熱かったり冷たかったりする回路がどこなのかを確認する。




点検ランプの点いている回路のコンクリート温度が低い場合 → 温度センサーの不良の可能性あり

点検ランプの点いていない回路のコンクリート温度が低い場合 → 配線ミスの可能性

点検ランプの点いている回路のコンクリート温度が異常に高い場合 → 基盤不良の可能性

点検ランプの点いていない回路が異常に高い場合 → 配線ミスの可能性



ここまでで分かるのは、あくまでも可能性なのでまだ確定ではありません。


ちなみにコンクリート温度を測るのに、放射温度計を用意しておくと便利です。






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