温度センサーが疑わしい事が分かったら、いよいよコントローラーを開けます。
(必ずブレーカーを一旦落としてから作業するようにしてください。)
コントローラー前面パネルの四隅のビスを外します。
外した後ですが、下の画像のように二本のビスを使って仮止めしておくと作業がしやすいです。
温度センサーは中の基盤の一番下に繋がっています。
例えばE回路の点検ランプが点灯している場合、下の画像だと赤丸をつけた部分の端子に繋がっているはずです。
ここのビスを緩め、繋がっている温度センサーを外します。
この時、端子から外したセンサー線はどこか邪魔にならない場所にテープ等で仮止めしておいてください。プラプラさせたまま他の作業していると、場合によって配線ごと壁の中に落ちていってしまう事があり、もしもそんな事態になると電気屋さんに電話してケーブルキャッチャーなどで救出してもらわないとその先の作業ができません。泣けます。
センサーを外したら、他の正常なセンサーを繋げてみてください。
もし新品のセンサーを現場に持参していたらそれを繋いでみれば良いですし、そうでなければ隣の回路のセンサーを外して使っても結構です。
正常なセンサーを繋いでみて、ブレーカーをONにします。これで点検ランプが消えていれば温度センサーの不良と確認できた事になります。
再度ブレーカーを落とし、配線を元に戻してください。
次は温度センサーの交換です。
温度センサーは15mの配線がついていますが、配線ごと新品に交換しようとすると大変な作業です。
ほとんどの場合、センサーの故障は床下側の先端部で起こりますのでそこだけ交換してください。
床下に潜っていって該当回路の温度センサー保護管からセンサーを引き抜き、先端から1m程度のところでカット。新品のセンサーも同様に先端から1mの場所をカットし、圧着処理等で繋ぎ換えてください。
保護管にセンサーを戻し、ブレーカーを再度ONにしてみて点検ランプが消えていればOKです。
※もしもテスターをお持ちでしたら、床下に潜る前に不良温度センサーの端子部で抵抗値を測ってみてください。抵抗値の数値が0Ωの場合、センサー線がどこかで切断されています。その場合は新品のセンサーを15mの配線ごと交換する必要があります。
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